上橋菜穂子の本

今日ご紹介するのは、上橋菜穂子『獣の奏者』です!

医師を目指す女の子の姿が印象的な本です。


もともと、天涯孤独のエリンが、獣の一匹と、仲良くなり、最終的には自分のパートナー的な存在にまでなります。その過程がとても楽しい物語です。


獣は、初めて出会ったときは距離があり、なかなか心を開けてくれないのですが、エリンが試行錯誤を繰り返した結果、その生態の謎も解けて、そのことを社会にも認めてもらえます。

しかし、社会に認めてもらえることは、また社会に利用される可能性もあるということ。

戦争で利用されそうになったりする危ういこともあるのですが、なんとかそんな立場から獣を必死に守るエリンは、物語といえども、「立派だ」といえると私は思いました…涙


NHK枠で、アニメ化もされました。


子どもだけでなく、小説は、大人も充分楽しめると思います。是非是非読んでみてください。