くぼしまりお『ブンダバー』

今日ご紹介するのは、くぼしまりおの『ブンダバー』です。


今回は、1巻の内容紹介をさせていただきますね。人とおしゃべりできるネコのブンダバーは、古道具屋の夫婦、おしじさんとリンさんに拾われます。三人で過ごす日々も楽しいのですが、「人とおしゃべりできるなんて、他の人に知られたら大変!」と二人以外の前ではしゃべらせてもらえません。でも、1人の女の子、モモと出会って…???


ブンダバーはまるでひとの小さい子のような感覚があるのですが、嫌なことは嫌という、自分の気持ちを大事にするところは、誰でも共感できるところかなぁと思いました。


このシリーズ、実は、魔女の宅急便の作者、角野栄子さんの娘さんが作者なんです。母娘そろって作家なんてすごいですよね!通の間では知る人ぞ知る有名な話ですが、大概の人は知らなくて、けっこうびっくりすることが多いです。


猫が主人公で、佐竹美保さんが描いたイラストが踊るこの本は、なんとも愛らしい!!字も大きく、小学校低学年くらいから読めます。ページ数も150ページくらいと、少なめです。内容は、本に親しみのある子なら、幼稚園でも読めるかもしれません。


町全体が応援してくれるような暖かい雰囲気が魅力的な本です。


では今日はこの辺で。